アオノコキュウキ

言葉を綴ります。あしからず。

2017-01-01から1年間の記事一覧

青い孤独の内側から見える景色

やぁ。 深居優治っていう生き物の話でもしようか。 彼は如何にうまく生きようとしてもうまく生きることが出来ず、人の話も聞かず、殻に、檻に、傘に籠ることでしか自分の姿形を認識する術を知らず、それでいて自分が居ないと狼狽するような、謂わば少しかわ…

大事なお話の話

どうも、こんばんは、こんにちは、おはようございます。 深居優治です。 今は広島の実家でこれを書いています。 寒くなってきましたね、とても。 どれだけ厚着をしても凍えてしまいそうなくらい、歯を鳴らす冷気に嫌気がさして、暖かい部屋で寒いね、なんて…

いやなおと

部屋の中に心を置いてきた。 コンセントの穴から世界を見ようとした。 私はこの部屋から出ることは出来ない。鍵をかけてしまったから、もう何も見えない。 窓の外をかすめてゆく光達、魚影のようなそれらは、私のことを伺っているようだった。 嫌な音がする…

箱の中の猫が生きているか死んでいるか

そして私が生きているか死んでいるか 生きているという状態が続いているのか 死んでいるという状態が続いているのか 人が感じ得る感覚のそれぞれは、不明瞭である。 誰かが寒いと感じる日に、暑いと感じる誰かが居るかもしれない。 私が見た青い空は、あなた…

数式に基づいて構成される

数学が好きだ。 公式を覚え、それらに当てはまることで導き出される解。 一つが明るみになることで数珠繋ぎに解き明かされてゆくそのプロセスは、さながらピタゴラスイッチを見ているような感覚。 人も、物事も、生活も、そんな風になれば良いのにと思ってい…

逆さまの傘で雨を集めた

雨は、世界を濡らす。しかし、濡らされないように傘を差した誰か。屋内に居て、雨の音すら聞こえない誰か。雨を知らない世界の住人も居るでしょうか。雨は全てを濡らしてはくれない。雨、雨、雨。傘では守りきれないから、合羽を手に入れて、長靴を履いて、…

回帰と喪失と獲得

私達はどこから 何のために来て どこへ行くのか そんな哲学がありますね。 人間の根本にある どこから来たのか 何のために来たのか どこへ行くのか という三つの問い。 それらがわからないうちは、生の真っ只中に居るということなのではないかなと思うのです…

遠くの街で思う事

私は私を抜け出したい 出来れば私以外の何かになりたい。 今ある事象から、すっかり抜け落ちて 遠くへ、遠くへ行ってしまいたい。 ある時からそんな感覚が続いている。 20年は前から続く話。 そんな歌から始まった深居優治というモノの物語。 数学的に考えれ…

それは深海だった。

どこも痛くない。 どこにも居たくない。 言葉はどんな感触だろう。 触ってみても、嗅いでみても、食べてみても、私には見当がつきません。 母音と子音と音節と何やかんや。 合わせて煮詰めて思いを混ぜて、私は言葉で人を殴るし、人を抱きしめていたい。 そ…

言葉は消せる

言葉は消せる。消しゴムでインク消しでデリートキーでそんな谷川俊太郎さんの詩がありますね。どうも深居優治です。ブログを書きたいと思ったのではじめてみましたので、ご報告です。何故、ブログを書きたいと思ったのか。まず、元々言葉をダラっと垂れ流す…