アオノコキュウキ

言葉を綴ります。あしからず。

言語化を控えない

 

知っていることと知らないことを天秤にかけて

得意気になる人が居るだろうか

『私はほら、人よりも知っているから』と

他人を見下ろすことでしか優越を得られない人が居て

けれど、知っていることと知らないことを比べて

あなたは一体、どうやって答えを出すことができる???

 

少なくとも

『すべて』

と書かれたあなたの人生を記した本が世界のどこかにあるとして

その本の中に書いてあることの

ほとんどをあなたは知らないのではないだろうか

いや、これは過言で

私はそもそも私以上にあなたのことを知らないのだった

私は私の世界のことを知らなさすぎる

生きていることも

死んでゆくことも

空の碧さも

海の蒼さも

愛の形も

君の優しさも

おもいだせないのー

おしえてほしいのー

 

 

 

 

 

閑話休題

 

 

夜の海に落ちたことはあるだろうか

或いは、宇宙空間に放り出されたことは?

目も耳も潰れて

街を彷徨ったことは?

 

 

ありもしない空想だと読み下した人が多いだろうか

だからこれはあくまで空想のその先

 

きっと、それは恐ろしいことで

自分が今どこに居て

どこを向いているのか

それら一切がわからなくなる状態では

きっと、きっとだよ

まるで自分が居ないような

そんな恐怖に取り込まれてしまうのだろう

 

だから人は目に見えるものに縋るし

他人を見上げたり、見下げたりしながら

自分という存在の現在地を常に探しているのだろう

あんなに上手くいっていたのに墜落

そもそもうまくいかないから地べたを這う

地に足がつかないのが生活のサイクル

その、誰かにとっての当たり前が崩れてしまった瞬間には

その誰かは壊れてしまうのかもしれない

 

本当は誰でもいいのよ

自分が誰であろうと

どこから来てどこへ行こうと

『同じ夢の中に居られるならそれが悪夢でも構わない』

そんな風にして

何かしら、自分を律することの出来る物差しを

見つけていくことがおおよそ

人間が死に向かうまでの道筋で事切れてしまわないようにする手段ではないか

 

 

幸福について

私はいつまでも懐疑的で

本当はそんなものどこにも無いような

気持ちにさえなる

 

大昔、人が言語さえまともに扱えなかったころ

様々な概念や感覚、常識や

共同幻想は、賢い誰かが作ったのではないかと思っている

その誰かは他人を、もしかしたら

ただの労働力としてしか

見ていなかったのかもしれない

するとどうだろう

現実として、人はいずれ死ぬ

個体差があり、得手不得手がある以上

同じように努力をしても

その結果には差違が生まれてしまう

その上で不平不満が出ないようにするにはどうするべきか

 

 

 

 

『幸せというものがあってね、人間は生まれながらにして、この幸せというものをいつか掴む為に生きているのだよ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間は厳禁なもので、何かをする際に

最初は良くても、長く続けることで

ご褒美が欲しくなる

しかも、それが同じご褒美では満足できなくなる

幸せってものがあってね

それに向かって頑張れば良いことがあるよ

って刷り込まれてしまう

 

けれど、それは賢い人間が作り上げた幻想

『無いんです、世界のどこにもそんなものは』

 

 

するとどうだろう

それを目指して生きていた

それを求めて生きていた

それまで頑張っていた

それが無いとわかった瞬間に

人は壊れてしまうのかもしれない

 

だから、人は心が壊れない方法として

自分を騙すことにした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうか、生きていることそのものが幸せなんだ

そうか、この人を愛することが幸せなんだ

そうか、生き甲斐を見つけることが幸せなんだ

そうか、家庭を持ち、誰かと生きていくことが幸せなんだ

そうか、そうか、そうか

幸せというものは気付かなかっただけで

ずっとそばにあったのか

 

 

 

 

 

 

 

 

そうして幸福の青い鳥は手のひらからするりすり抜けて

遠くへ飛び立ってしまいました

 

 

となるのが物語

 

現実世界でその"幸せ"へのすり替えが成功すれば

その人はきっと幸せで

だから幸せとはなんですか?

という問い掛けが一つにまとまらないのだ

 

 

 

 

と、まぁここまで全てが私の妄言で

それをどう捉えるかは

その人にしかわからない

私は、私の世界において

幸せなんてものはないと思ってしまった

だから、私はもうすり替えが出来ないのです。

 

 

 

言語化を控えない人は好きです。

けれど、言語化してはいけないこと

言語化してはいけない時と場合

というのは勿論あると思っていて

だから私は、こうして言葉にすることは

最も恥ずべき悪徳だとさえ思う

 

 

私の言葉を綺麗だと言ってくれる人が稀に居て

それは嬉しいことだけれど

丁寧に塗り固められた壁や、丁寧に舗装されたコンクリートの道の裏側に

本当は何が隠されているのか

それを知っても綺麗だと言うのか

 

私にはわからないけれど

もっといびつで、よごれていて、ふれると

こわれてしまいそうなもののほうが

あんがいきれいなのかもしれないよ

 

 

 

 

 

私は言葉を休ませない

30

 

私は言葉を休ませない

時折言葉が自らを恥じ

私の中で死のうとする

その時私は愛している

何も喋らないものたちの間で

人だけが饒舌だ

しかも陽も樹も雲も

自らの美貌に気づきもしない

速い飛行機が人の情熱の形で飛んでゆく

青空は背景のような顔をしてその実何も無い

私は小さく呼んでみる

世界は答えない

私の言葉は小鳥の声と変わらない

 

 

 

31

世界の中の用意された椅子に座ると
急に私がいなくなる
私は大声をあげる
すると言葉だけが生き残る

神が天に嘘の絵具をぶちまけた
天の色を真似ようとすると
絵も人も死んでしまう
樹だけが天に向かってたくましい

私は祭の中で証ししようとする
私が歌い続けていると
幸せが私の背丈を計りにくる

私は時間の本を読む
すべてが書いてあるので何も書いてない
私は昨日を質問攻めにする

 

 

 

 

 

62

世界が私を愛してくれるので
(むごい仕方でまた時に
やさしい仕方で)
私はいつまでも孤りでいられる

私に初めてひとりのひとが与えられた時にも
私はただ世界の物音ばかり聴いていた
私には単純な悲しみと喜びだけが明らかだ
私はいつも世界のものだから

空に樹にひとに
私は自らを投げかける
やがて世界の豊かさそのものとなるために

・・・・・・私はひとを呼ぶ
すると世界がふり向く
そして私がいなくなる

 

 

 

 

谷川俊太郎

 

 

「62のソネット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は言葉を消したい

時折言葉が私を問い詰め

私の外で死のうとする

その時私は、言葉にどうしてあげればよかったか

わからないのだ

言葉を扱うモノたちの中で

私だけが異物で

しかも、君も、あなたも、世界も

自らの醜さに気づきもしない

ぬるい孤独が人の絶望の形で置き去りにされている

あなたは背景のような顔をして、その実顔が無い

私はいつまでも大きな声で呼んでみる

誰も答えない

私の言葉は

音楽にでもしないと聴いてすらもらえない

私の言葉は降り止まない雨音と変わらない

 

 

 

 

 

 

 

 

世界の中の用意された言葉を扱うと

急に私がいなくなる

私は歌を歌う

すると音楽だけが生き残る

あなたが私に嘘の絵の具をぶちまけた

あなたの言葉を真似ようとすると

歌も心も死んでしまう

時間だけが終わりに向かって忠実忠実しい

私は音楽の中で証ししようとする

私が歌い続けていると

昨日が私の点数を測りに来る

私は他人の物語を読む

書いてあることしかわからない

書いてあることもわからない

私は昨日に質問攻めされる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あなたが私を愛してくれるので

(むごい仕方でまた時に
やさしい仕方で)
私はいつまでも孤りでいられる

私に初めてひとつのことばが与えられた時にも
私はただ父親の車のエンジン音だけを聞いていた
私には複雑な悲しみと喜びだけが明らかだ
全ては誰のものでもないから

空っぽに容れものにヒトに
私は報いようとする
やがて誰かに許されるために

・・・・・・私はあなたを呼ぶ
するとあなたがふり向く
そして私がいなくなる

 

 

フカイノファンディングの話

6月1日から7月1日より

一ヶ月間行ってきた

深居優治音源制作クラウドファンディング

通称フカイノファンディング

 

ありがとうございました!

みなさんのおかげで無事

音源制作の費用の当初予定していた

最低目標金額には達しました!

これで間違いなく作ることが出来ます…!!

そして、プラスアルファで頂いたものは

その音源をさらに良い物にするために使ったり

MVや今後のプロモーション

そして、リターンのグッズ等の制作費に当てられます。

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

と、ここで終わると思いきや

数人の方から

『次の給料日まで延びませんか…』

というようなお声を頂きました

ので、絶妙に延長します…!!

ので、7月1日に間に合わなかった方

お金に余裕が出来たタイミングで

どうしても欲しいリターンがある方

ご一報ください!!!

 

そして、支援します!という連絡をくださって

深居優治の口座をお伝えしたけど

まだ振り込んでない方!!

ご一報ください!!!不安になります!!

 

 

 

 

 

 

という感じで

セルフクラウドファンディングなので

わりとゆるゆるはやっております

けれど、7/1までに間に合った方には

何かしら、別で特典を考えていますので

少しお待ちくださいね◎

 

 

7月25日発売

深居優治

『すべて砂の上のエフェメラたち』

とても良いものになると思います。

楽しみにしていてね。

 

 

呼吸する機械

アオノコキュウキ

青の呼吸器

アオの呼吸機

あおの呼吸期

アオの呼吸記

コキュウキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

息を吸って吐いて

考えるとチグハグになってしまう

 

寝る前に瞼の中の目の向き

ベロの置き場所

腕の位置

考え始めると、正しい場所ってどこだっけって

訝しくなる

考えれば考えるほど

吸って吐くって無意識にしていた行動が

まるでわからなくなる

 

自然に、自然に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤ん坊はまだ、生まれた瞬間に

呼吸の仕方を知らない

一番最初、そこで見誤れば

私たちは人間にはなれず

別の個体として生じて、欠損し

壊れてしまったかもしれない

 

なんとか自分の体と心を獲得して

今日も生きてしまったね

おぎゃぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

音楽の話

昔から、ずっと違和感を覚えてる言い回しがあって

最近でもよく聞く

 

『音楽だけして生きていたい』

 

いや、まぁ、日々、違和感や嫌悪感

自分の感覚とは違うさまざまなこと

わからないこと

溢れに溢れているから

自分の中で一生精査を続けているのだけれど

 

 

音楽だけをしたいというのがわからない

というか、それは不可能だという話

 

音楽を心底愛していて

音楽以外を切り離したい

という感覚故の言葉なら、少しわからないでもないけれど

音楽って何にも無いところからある日突然生じないよなって思うから

そもそもわからない

 

え、音楽って音楽であって音楽じゃないでしょうに

 

 

例えば、日々生きている中であった

嬉しいことや悲しいこと

虚しいことや憤り

感情が揺れ動いた時に生まれた情動を

音楽というツールに落とし込んで作られた創作物が好き

なので、そこから音楽以外を切除してしまったら、それは音が残るだけだと思う

音を聴きたいわけじゃないのよね

 

 

 

 

例えば生活

その生活や、死生観

生まれてから死ぬまでの地続きのような日々の繰り返し

そこから生じるものを音楽という媒体で表現する

生きてるなぁって思うような

その人だってわかるような

血の通った音楽が好き

 

だからね

音楽は音楽であって

音楽ではないのよ

自分でも言葉がうまくまとまってない気がするから

伝わらないのは仕方ない

けれど、じゃあその感覚とはまた別の話

 

 

 

 

私は食べるのと寝るのが好き過ぎるし

人と話すのも好きだ

映画や小説、漫画、アニメ

その他多くの作品に触れるのが好きだ

音楽をする為だけにそれら一切を切除することは出来ない

美味しいもの食べたいし

夜はゆっくり眠りたい

出来れば心が揺れ動くような作品に囲まれて死にたい

 

 

 

だからね

音楽だけをしたいという人の気持ちはあんまりわからない

 

いやいや深居優治、それはあくまで言葉の綾で

何も音楽以外の一切を排除したいわけじゃないのよ

したくないことをしたくない為の

もっと純度の高い音楽をする為の

方便なのよ

 

と言うかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

純度の高い鉱石ほど

脆かったりするよね

 

 

私はそもそも、音楽が世の中の最上のものだと思っていないし

楽しいことだけ、やりたいことだけ

満たされた経験だけが作り上げる人格も

人生も、言葉も音楽も信用していない

痛いのも苦しいのも悲しいのも虚しいのも

必要なかったなんて思いたくない

 

だってそれら一切が

無駄なものだったとしたら

私の人生は、まるで

ばかみたいじゃあないですか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は今日も螺子を巻く

私は今日も考える

生きて、吸って、吐いて、音楽をして

それらはまるっきり、幸福とは結び付かないかもしれない

けれど、幸福であることが正解ではない

正しくないことは決して、悪ではない

全部含めて深居優治だし

全部含めて世界だし

全部含めてあなたで

日々だもの

 

愛してとは言わないけれど

大切にしたらいいと思う

この世界が嘘だらけでも

この世界が全部本当でも

この世界に必要だから

この世界の全てがある

必要なんだ言葉だって

必要なんだ君もここに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

深居優治、そろそろ誕生日が来ます

 

6/21の広島生誕ワンマンも

6/24の東京生誕企画も

音源制作の為のセルフクラウドファンディング

フカイノファンディングも気に掛けていてね。

気になる人は前回の記事を読むことだ

私は眠るよ

また明日が来るかどうかを考えずに

深居優治音源制作クラウドファンディング

(前半深居優治の長ったらしい自分語りが続きますので、簡潔に内容を知りたい方は下の方にスクロールしてもらえると話が早いかもしれません)

 

 

はじめまして、と言っても

わざわざこのブログにまで足を運んでくださる方は皆、何かしら深居優治を知っているか、縁深い方々ばかりだと思います。

 

6月、梅雨入りした重たくじっとりとした空気の中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

深居優治はiPhoneのスピーカーが壊れ、声帯にはポリープの子どもが発生し、絶賛自己破産の手続きをしておりますが、至って元気です。

 

 

さて、今回タイトルにもあります通り深居優治

音源制作のクラウドファンディング

通称『フカイノファンディング』を開催したいと思います。

日々日々、人に助けられながらしか生きていけず、人に助けられながら音楽活動をしておりますが、6月21日の生誕祭に向けて準備を進めておりますところ、新しい音源をより良いものにするべく

フカイノファンディング、はじめます。

 

 

 

 

さて、何故フカイノファンディングなのか

深居優治、以前CAMPFIRE様にてクラウドファンディングを行った過去があります。

その当時は人に手伝ってもらいながら、なんとかクラウドファンディング開催、失敗という綺麗な流れがありましたが、この時にも様々な手続きややり取りで完全に心が死んでしまったので、これはもう一人でまとめた方がいい、という結論に至りました。

ちなみにその時は深居優治のワンマンライブの開催、そしてそのワンマンライブを映像に残し作品として残すというようなクラウドファンディングでしたが、そういうのもいつかやりたいな。

リクノコトウ

 

 

まず、音源に際して

今回レコーディングは既に終わっております。

リリースは7月25日予定

着々と準備を整えておりますが

ここで気になる音源のタイトルと収録曲を公開します!!

 

 

 

 

 

 

 

 

『すべて砂の上のエフェメラたち』

 

1.君という雨

2.たまごのきみ

3.染まる温度

4.レクシア

5.揺蕩うメテフィラ

6.あなたは雨を忘れる

 

 

 

 

という、6曲入りの音源です。

何か、前の音源にも入ってた曲が入ってますね?

そうです、再録します

しかしただ再録するだけではありません

深居優治今回の音源

エフェクターを使いません。

 

そう、純粋に歌とギターだけでコーラスすら入れない、シンプルな音源になってます。

めちゃくちゃ頑張って録りました。

 

 

こちらの音源をさらに素敵にする為に、様々なプラン考えたのでここから下を見ていってください。

 

 

プランはこの下

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

1.CD+オリジナルステッカー

 金額3000円

 ◾️今回リリース予定の音源と新しく作るオリジナルステッカーセット

  *ステッカーの作成のタイミングによりお渡しが遅れる可能性があります

 


2.CD+限定グッズ

 金額5000円

 ◾️今回リリース予定の音源とフカイノファンディング限定グッズのセット

  *グッズの作成のタイミングによりお渡しが遅れる可能性があります

 


3.CD+ライナーノーツ

 金額6000円

 ◾️今回リリース予定の音源とCDの曲やアルバムに関しての冊子付きのセット

  *ライナーノーツの作成のタイミングによりお渡しが遅れる可能性があります

 


4.CD+手書き歌詞カード

 金額8000円

 ◾️今回リリース予定の音源と手書きの歌詞カードのセット

  *手書きの歌詞は頑張って書くのでCDと一緒にお渡し出来る可能性が高いです

 


5.CD+オリジナルステッカー+限定グッズ+ライナーノーツ+手書き歌詞カード

 金額15000円

 ◾️今回リリース予定の音源と1〜4のもの全てが入った欲張りセット

  *それぞれ作成タイミングによりお渡しが遅れる可能性があります

 


6.ライブ出演権1

 金額2万+会場までの往復交通費

 ◾️深居優治をライブにオファーしたい!方用のセット

  ライブハウスでブッキングイベント、スタジオで小規模のライブ、路上、自分一人だけのスペシャルライブe.t.c...

  *深居優治のライブの日程次第にはなりますが、基本的にはきちんと詳細のすり合わせをしながら要相談

   交通費は当日支払い可(事前に貰えると深居優治が行けないという可能性が潰せます)

  

 


7.ライブ出演権2(打ち上げセット)

 金額2万+会場までの交通費+打ち上げ代

 ◾️ライブにオファーしたい権の打ち上げありバージョン

  *基本的には同じですが打ち上げがついてきます◎一緒に飲みましょう。

  打ち上げの内容も込みで条件あるので要相談

 

8.スタジオで遊ぶ権

 金額1万+交通費+スタジオ代

 ◾️エフェクターを持った深居優治とスタジオに入れます

  *交通費とスタジオ代は当日支払い可(交通費だけ事前にもらえると深居優治が行けない可能性が潰れます)

   広島のスタジオまで来てくれる場合はスタジオは深居優治が手配します◎

   いろいろ条件あるので要相談

 


9.あなたの為の音源(3曲)

 金額2万

 ◾️あなたが好きな曲3曲を一発録りで録って世界に一つだけのあなただけの音源をプレゼント!

  *一発録りなので通常のレコーディングに対してクオリティはご査収ください

   深居優治がジャケット描いたりします

   時間はかかりますが確実に届けます

 


10.楽曲提供権

  金額3万

 ◾️深居優治が楽曲提供します

  あなたの書いて欲しい題材に対して、深居優治が曲を書きます。

  *基本的にアナログ人間なので作った曲の渡し方もアナログなものになりますがご理解ください。

   アーティスト様への提供だけではなく、自分だけのオリジナル曲が欲しいという方にも合ってるかなと!!

   作るのにはそれ相応の時間がかかります◎

  

   

11.レンタル深居優治

 金額5万+別途

 ◾️深居優治を1日レンタル出来ます

  *基本的にかかる費用は負担してもらいます。

   レンタルの内容も込みで打ち合わせして、常識の範囲内で無理なく深居優治を貸し出します◎

 

12.とにかく貢ぎたい人用

 金額自由

 ◾️リターンとかよくわからんけど貢ぎたいという人用

  これを選ぶ人はきっとどうしたら良いかわからない人が多い、もしくは気が触れている人かもしれないので、金額によって深居優治がリターンを見繕います。

 

 

 

 

 

 

このような感じでリターンを考えてみましたが、他にもこんなのあったらやるのになぁ…という心の声が漏れ出てしまった人は滑り込みできます。DMください。

目標金額とか決めて、少しずつ達成する度にリターン追加したり、出来て行く音源のクオリティが上がったりとか色々考えたのだけれど、プチパニック

深居優治パニック

なので一旦こんな感じで

 

 

 

さて、それでは期間と支援方法について

期間は本日6月1日から7月1日までの1ヶ月間

しかし、音源のリリースに間に合わせる為には早めに決断していただけると助かりに助かります。

 

そして支援方法

サイトを経由していない性質上

アナログな脳内の深居優治が考えた方法は

口座に直接ぶち込んでもらう

というのが一番早いのかなと思いました(アナログ脳でごめんなさい)

あと!!!最近!!!paypayの使い方を教えてもらったので!!!!!!

もし現金での送金よりもpaypayの方が楽という方がいらっしゃいましたら相談ください◎

更に、もっとこうした方がお金のやり取りは楽だよというご意見があったらご指導ください…

 

支援方法に戻ります

まず、支援したいプランが決まったら

Twitter

深居優治は広島のバケモノ

@yuji_qualia0

このアカウントにDMください。

その後、口座をお伝えします。

細かいやり取りはそちらで出来たらなと思います。

 

 

【期間】6月1日〜7月1日

【方法】プランを決めたらDM、その後指定口座に送金

 

という感じですね。

思い立ったまま決めて、開催してしまったのでアラがあると思いますが、何卒、よろしくお願いします。

 

最後にライブ予定載せておきますね。

 

6月

4 東京吉祥寺NEPO

10 福岡小倉FUSE

11 福岡BuRaRi アコギ一本

18 広島Cave-Be ROCK STOCK来広

21 広島ALMIGHTY 生誕ワンマン

23 大阪堺東Goith

24 東京下北沢DaisyBar 生誕企画

25 京都Annie's CAFE

 

 

宵越しの孤独

 

 

昨日飲みかけたペットボトルが

まだそこにあって

それを気にせず口にする

人によってはもう飲めないと言う

それはそれ、これはこれ

昨日飲みかけたペットボトルは

容れ物のまま

中身はいつまでも変わらないと思っても

少しずつ変化し

全く違うものに変わってしまうかもしれない

 

 

 

 

 

昨日飲み下した孤独が

まだそこにあって

それを気にせず口にする

人によってはもう飲めないと言う

それはそれ、これはこれ

昨日飲み下した孤独は

容れ物の中で

中身はいつまでも変わらないと思っても

少しずつ変化し

全く違うものに変わってしまうかもしれない

 

 

 

 

 

昨日を質問責めした挙句

私は昨日に殺される

昨日から持ち越した全てが

今の私を作るとして

それはいつまで続くのだろう

昨日持ち越した全てが

今日残っている確証は無いのだ

気の抜けた炭酸飲料を眺めながら

昨日飲み干しておけばよかったと思うか

炭酸飲料の炭酸を抜いて飲む誰かのように

そもそも必要ないものだったと思うか

昨日から持ち越した全てが

今日残っている確証が無いのならば

昨日までに積み立てた不安も後悔も

明日にはもしかしたらこの容れ物から

抜けてしまっているかも知らない

 

 

誰かを恨んだら憎んだら

あまつさえ恋しく思ったり

そういった感情の一つ一つが

泡のように消えて無くなってしまうかもしれない

消えて無くなるというのは

いつだって私の頭をおかしくする

見えなくなるだけで

無くなるというのはおかしな話で

ものの形状形態形質が変化しただけで

総量が変わってしまうのはおかしな話で

だからこそ私たちはいつだって

やかんから立ち上る湯気のいく先を見つめている

あの透明の中には

きっとまだ存在しているはずだ

モゥモゥモゥ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れたくないこと

忘れてしまったこと

薄れてしまってこと

消えてしまったこと

私は確かに愛していた

私は確かに憎んでいた

私は確かに怒っていた

私は確かに私だった

それなのにどうして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宵越しの孤独が私の輪郭を撫でる

私の背丈を測りにくる

私はほんの少し気丈に振る舞って

彼らが肩透かしを喰らうのを眺めている

いつかその孤独を飲み干してしまえる時

私は、誰かに話をしなければならない

 

 

ねぇ、聞いている?

何から話そうか、

 

私の姿形が見えなくなったとしても

あなたが探してくれるならば

 

 

・・・ーーー・・・

 

苦しみの殺し方

 

はじまりはいつだったか

思い返してみる

 

どこから来たのか

そもそも何故来たのか

何か明確な理由があったのか

終わりはどこにあって

その終わりに際して

何をどうするべきなのか

私は未だ、解決の糸口を見出せないまま

日々を空費する。

 

 

はじまりはいつだったか

想像する

初めて誰かを求めた時

それはどんな形であったか

想像する

 

 

家族に何一つ期待出来ないと感じた時

私は、その一個団体の中で

どのような役割を担うのかを考えた

一つの集団の中において

その集団が崩れないように

空気になるのである

その怒声が、その悲鳴が

その破裂音が、そのゴミ、ゴミ、ゴミががが

グラスが割れた瞬間にゴミになるように

ペットボトルが中身を失った瞬間にゴミになるように

私が、ゴミになってしまう境界線は

あの人たちがゴミになってしまう瞬間は

きっと、そこら辺に転がっている

些細な可能性

その時私は空気になるしかなかった

眠ったフリをしたまま

一切が過ぎ去るのを待った

 

私がある一定の年齢に達するまで

多くのことに対して生じた拒絶は

あの家で作られた

それは今も私を形成する

私の形にぴったりと重なるようにして

私を私たらしめている

彼の名前をなんと名付けよう

ゴミの中で繋いだ手も確かにあったはずなのに

私自身がゴミなのだ

あなたも誰も彼も

ゴミしかない世界で

愛の形を思い出せないのは

そもそも無かったからなのかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

はじまりはいつだったか

空想する

期待していたからなのか

そもそも期待していなかったからなのか

私の中の猜疑心は

一体いつから

 

 

 

 

大人と子供

その言葉の裏に隠された呪いのような意味合い

付き従うことでしか

存在を肯定されない未完の形

私は一体いつからいつまで

揺蕩っている間中

私は不完全であることで

存在を肯定されるのだ

 

では、一体いつ

その個体はそれぞれ完全になるのだろうか

答えは見えない、誰も教えてくれない

あの人達に問い質したところで

返ってくる答えは矛盾ばかり

正しくあって欲しかった

間違いではないと思い込ませて欲しかった

なんにも無かった

空っぽ、空っぽ、空っぽ

私なんかに謝らないでほしかった

せめて、私が全て間違っていると

シラを切り通して欲しかった

なんだその顔は

先生

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はその時も空気だった

空気のはずなのに机も椅子も教科書も

人一人分用意され

そして、その箱の外に出された

私は世界を欠席するしか無かった

金銭や存在が奪われたとしても

私は絵を描いていたかった

私は歌を歌っていたかった

私はただ愛されたかった

誰かの笑い声を嫌いになんて

なりたくなかった

思い通りにいかない日々がどれだけ連なっても

それらを愛さなければいけないらしい

他人の経験則の中に無い理不尽も

誰かの言葉の中で

美しく象られてしまうのが

許せなかった

許したくなかった

 

 

 

 

 

 

 

 

はじまりはいつだったか

答え合わせをする

君が好きだよと言葉に出来ないから

靴箱の中に忍ばせたハートマーク

言葉なんてなくてもよかったから

言葉で埋め尽くす

言葉が飽和した時に

何もかも壊れてしまったとして

それでも伝わる何かを信じたかった

信じさせて欲しかった

君は居ない

居ない

 

 

 

出来るだけ綺麗な言葉を選んで

整合性の無いままでは見透かされてしまうから

蓄えた知識と相関図

理路整然と組み立てた

否定されない為の塔

YESしか許さない問い掛けは

誰かにとって

腫れ物でしかないということに気付いたのは

ほとんど失った後だった

君は居ない

居なくなった

 

 

 

 

 

 

 

はじまりはいつだったか

考える

全て自分の選択のせいだと気付く

誰のせいにも出来ないまま

連なったここまでの道のりを思う

吐き気がする

耐えられない

存在はどこまで行っても透明で

存在はどこまで行っても不透明で

それを均一に揃えることは出来なくて

誰かを愛す理由が

誰かを愛せない理由になる

誰かを幸せにする理由が

誰かを不幸にしてしまう

誰かを求める理由が

誰かを手放す理由になる

どうして同じになれないのか

考える、考える、考える

耐えられない

存在の耐えられない透明さ

はじまりはいつだったか考える

その段差を登らなければ

僕は、いつまでも平坦な世界にいられた

ここがもし地獄なら

それを生み出したのは私

 

 

 

 

 

嘘のない

数式の世界は誠実だった

一タス一ガ二ニナッテ

二ヒク一ガ一ニナレナイノハ

どうして

何か、不具合が起きていた

私の心はこの口から出た瞬間には

違うものに変わったか、或いは死んでしまったか

世界の終わりはこの口だった

 

この世界にある

私だけが空っぽで

私だけが空白で

解がわからない

 

私以外の全てがわかれば

総数からそれを引けば

私がわかるようになるかもしれない

 

全ての苦しみを集めたら

その苦しみに対しての抗体が出来れば

その苦しみはもう

罹ることのない病だ

治せないわけがない

そんなのもう

存在しない病だ

私は苦しみの殺し方を想像する

はじまりはいつだったか

 

 

 

心が不特定多数

悲しみも不特定多数

苦しみも不特定多数

喜びも不特定多数

 

もしも心が一つなら

一つの心を共有して全ての人類が繋がるのなら

その一つの心の為に全ての人類の経験則を統合出来るのなら

その一つの心が全ての身体、所謂"容れ物"の為に全ての経験則を差し出せるなら

そこから割り出される最適解を

全ての人が共有出来るなら

一つになれるなら

もう、苦しみなんてなくなるはずなのに

 

私は私で居たかった

私はあなたで居て欲しかった

私は私なんか愛さないで欲しかった

私はそれでも愛して欲しかった

世界は一つになんてなれない

苦しみは殺せなかった

その苦しみも

私の姿をしていたから

あなたの姿をしていたから

いつかリクノコトウから

誰かの呼吸を頼りにして

私は幾つかのはじまりから

たった一つの終わりを迎えるのだろう。

 

 

 

 

 

とうめいなからっぽ

私は空っぽを知っている。