一本の暗い道を進んでいくと
街があった
僕はその街の名前を知っている
その街の在り方も、その街がどうしてそうなったのかも、知っている
自分のことはほとんど何も知らないのに、だ
その街は誰かの為を形にした街
介護?救済?沢山の言葉や意味が頭の中にじんわりと浸透していく
これは一体誰の記憶だろう
この街の名前は
ゴナータウン
誰かの為を作り上げようとして
その、誰かがみんな居なくなってしまった街
それは最初から決まっていたことなのかもしれない
少しずつ老朽化して朽ちていくだけの街
動き続ける機械達
僕は何の為に、誰の為に、ここに居るのだろう
いつまでも後ろ髪引かれるような気持ち
きもち???
僕はもう戻れないことを知りながら
またその先へと進んでいった
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ゴナー Goner
〈話〉死にかけている人、瀕死状態の人、もうすぐ死ぬ人、死ぬ運命にある人、助かる[生き残る]見込みのない人、回復不可能な人[物]、致命的状況にいる人、生存不可能な人、もう駄目な人、絶望的な人[物]、死に体、〔生命的・社会的に〕再起不能な人、壊れて使い物にならない物◆可算◆【語源】gone(行ってしまった・去った・もう戻ってこない・回復不能な・失われた)+ -er(~する人・~するもの)
・I thought I was a goner. : もう駄目だと思いました。◆【場面】窮地などで死ぬかと思った。
・The patient is a goner. : その患者はもう助からない。
〈話〉絶望的な状態、完全に終わった状態、救いようのない状況、取り返しのつかない状態
失敗するつもりで、間違えるつもりで生きる人なんていない、と思う
勿論例外はあるのだろうけれど
けれど、いつか終わることがわかっていながら
それを名前に込めた街があったら、
ということを考えながら
でも、人間だってそうでしょう?
いつか死ぬことが、いつか終わることがわかっていながら、いつかさよならしなければいけないことがわかっていながら今日も生きてあなたと出会い、話をする
戻ることが出来ない一本の道を進むしかない
景色は歪んで
いずれ、思い出せなくなる
正しさや整合性とは全く別の部分で
考えるということを与えられた人間
どこに行き着くのかは行ってみなければわからない、気がする
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2026年6月21日に
新宿Marbleにて
深居優治単独演目公演
『リクノコトウ』が終わって
もう1週間が過ぎた
ブログ、毎日書く気持ちでいたのだけれど
全然生活が、日々が切迫していて
追われながら生きている感覚
おわれながら、終われながら
なんかこういう、言葉遊びじゃないけれど
ダブルミーニング系、すき
ラッパーの才能あるかも
そんなことばかり普段考えて生きているから
人の言葉尻が気になったり
ふとした言葉に勝手に傷付いたり悲しんだり腹立たしくなったり
とても生きづらい生き物だなって思う
敏感なんだなって思う
人の目線や、身体の向き、手足のこわばり
使う言葉や温度、速度、全部が情報で
例えば昨日の晩御飯何食べた?って聞いた時
どこに目線を送るかによって
その人が何を元に次の言葉を探しているかの手掛かりになる
とかね
人間の行動全てにその人を取り巻く情報が潜んでいる、いや、大っぴらに溢れ出ている
SNSとか気をつけないとダメだよ
昔、まだTwitterのいいね欄が見ることが出来た時代
その人の住んでいる場所や交友関係を探るのはとても簡単だった
探偵の才能あるかも
ことば、言葉に縛られて
言葉に救われて、言葉に殺される毎日
『言葉なんてなければいいのに』という言葉を吐く
そんでまたそれを言葉に認めて文章とする
どこの誰が読んでいるかもわからない
だからいつも反応を求めてしまう
長文でライブやなんかの感想を
しかもSNSなんていう目に見える場所で
不特定多数が見る場所で発信してくれる人
軽率に言って好きです
言語化を控えない人はただの素敵な人に見えます
言葉、昔から言葉に並々ならぬ思いがあって
というのも、昔、言葉が不自由だった
小、中学生くらいまでの記憶で
誰かに言い負かされて言葉が出ず
暴力に訴えていた記憶がたくさんある
というより、その間の記憶が無かったりする
感情の蓋が壊れていて、それを表現する術が暴力しかなかったのだ
大暴れ深居優治
名前も家族も学校も
全部嫌いだった
けれど、それで損をすることがあまりにも多くて
かつ、嫌悪感と同時に言葉を巧みに扱う人間を見て、憧れがあったのだと思う
言葉をどう扱えば良いか
人はどういう時にどんな言葉を使って
どんな立ち振る舞いをするのか
人間観察が好きになったのはおそらくこの頃
そして、中学生の頃、いじめの延長で生徒会長になってしまった時
人前に出るのが苦手な深居優治は
最初の全校朝会で、酸欠で倒れるんですね
人前で喋る術なんて持ってないから
でも、そこから
人前で何かものを喋るためのやり方を教わったのよね
あの時の先生には感謝している
高校時代
言葉をうまく扱えるようになって
それで、万能感を得ていたような気がする
高校の売店で毎月川柳を募集していて
採用されたら売店で使える金券が貰える
というのがあって
毎月投稿しては金券を荒稼ぎして
その金券で売店のルーズリーフと筆記用具を買って、また川柳や歌詞を書く(この頃音楽はまだしていない)
なんとなく
自分で生み出したものでお金を生み出して、それでまた何かを生み出す
というの、子ども心になにか、すごいことをしているという気持ちになっていた
作詞家の才能あるかも
なんてね
それで、人の中で生きる術を着々と獲得していった気がしたのだけれど
部屋の中でひとりで居ることよりも
誰か、人の中で感じる孤独の方が、より孤独を感じるのだなとなんとなく思うようになった
陸の孤島
言葉が達者になればなるほど
人との距離が遠くなっていくような感覚
アリウムという花
放射状に広がる小さな花びらを見て
美しいと思った
花言葉は
無限の苦しみ
私が生み出した言葉は、人との隔たりを生む
無限の苦しみ
そんな曲を書いたことも、あったね
アリウム
言葉はまた、僕の中から抜け落ちて
僕の知らないところで根を張って
芽を出してゆく。
吸い込んだ嘘の分だけ
大きくなる植物に意味を付けてよ。
歌う声は遠くなるばかり
切り離された風景を見ていた。
嘘で固めた球体の中で忘れてゆくだけ
僕は誰かの迎えを待っているのでしょうか。
同じ言葉ばかりが続いてゆく道を背に
誰も居ない場所で海を見ていた。
冬の匂いがした。
嘘の分だけ美しく咲く世界なら僕は
枯れてゆく花でいい。
誰も居ない場所でいつも怯えていた
追い出さないでよ。
行く当ても、帰る場所も無いから。
無限に広がる苦しみの花弁
言葉はまた、僕を苦しめる。
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上手に生きる才能は無かったなぁ





